オムツなし育児
オムツなし育児とは
オムツなし育児と聞くと、「垂れ流し?」「ずっと子供見てないといけないんじゃないの?」「無理させちゃかわいそう!」という声が多いようです。
でも、実際は違います。「できるだけオムツの外で排泄する機会を与えましょう」というコンセプトでねんねやお出かけなどの時は紙オムツでも全く問題ありません。
家にいる間は布おむつかお尻を出したまま、あるいはトレーニングパンツや普通のショーツなどで過ごします。そして赤ちゃんを観察しながら、もしくは、授乳の前後、寝起き、ねんねの前などのタイミングで排泄するように促していきます。
赤ちゃんの排泄に対する反応
赤ちゃんにも個人差はありますが、以下のような排泄の際サインを出す事があります。
- ・(おしっこなどをしたくて)泣く
- ・体に力を入れる
- ・ブルっと身ぶるいする
- ・表情が固まる
- ・落ち着かなくなる
- ・授乳中に乳首を離したりくわえたりする
- ・抱っこやおんぶの時仰け反る
サインに繰り返し答え続ける事で「ママはわかってくれる」という信頼関係も築くことができるでしょう。
メリット
オムツなし育児には次のメリットがあります。
- ・赤ちゃんの排泄リズムや体調の変化を観察する過程で赤ちゃんとの絆が深まる
- ・オムツ代の節約になる
- ・オムツはずれが早くなる
- ・赤ちゃんの皮膚に優しい
- ・赤ちゃんの皮膚感覚が育つ
赤ちゃんは元々オムツの外で排泄すると心地いいという感覚が備わっているようです。しかし、新生児から長い間ずっとオムツで排泄する事で、排泄はオムツでするものという感覚になってしまっているため、結果トイレトレーニングでオムツ以外での排泄がうまくいかず長引いてしまうということにもなるそうです。
準備・進め方
準備
オムツなし育児に絶対必要というものはありません。ただし、オムツなし育児を実践するにあたっては、赤ちゃんが排泄のサインを出した時速やかにできる服装(トレーニングパンツや布おむつ姿など)だと成功する確率も上がりますし、洗い物も少なく済みます。
おまるはあってもいいですし、バケツでさせたりお風呂でさせるという人もいるようです。
その他、掃除用のセスキ炭酸ソーダを薄めた液を入れたスプレー、雑巾、赤ちゃんのおしりふきを用意しておくといいかもしれません。
進め方
1. 排泄させる場所を決めておく
赤ちゃんに排泄をする場所を学習させます。トイレに補助便座、おまるでも構いません。家にいるときは出来るだけ同じ場所でさせましょう。
2.「シッシー」や「ウンウン」などの排泄の合図を決めます。
排泄のたびに赤ちゃんに声かけすると 、合図があったら排泄するという事を覚えてくれます。
3. 赤ちゃんを観察して、排泄前のサイン、タイミングを知る。
排泄をするタイミングとサインを知るとグッとオムツなし育児がやりやすくなります。まずは、排泄の後次の排泄があるまでを観察しサインやタイミングで気づいた事はメモを取るということを排泄4回分ほど見るとだいたい分かるそうです。
4、赤ちゃんが排泄しやすい姿勢を見つける。
排泄の姿勢にはママによって、赤ちゃんの月齢に応じていろいろな姿勢の取り方があるようです。
ママが赤ちゃんを後ろから抱きかかえ座らせたり、おまるにしゃがみこんでもらうという姿勢が一般的だそうです。
慣れると赤ちゃんと楽しむゲームのような感覚に
オムツなし育児をされているママのブログをいくつか拝見すると、最初はちょっと大変だったけど、何回か成功すると面白くなってゲーム感覚で取り組めるようになるようです。さらに、オムツの外で排泄する習慣があると、実際のおむつはずしがビックリするほど楽になるということもあるようです。
小さい赤ちゃんでも、シャーっとおしっこをオムツの外ですると気持ち良いようですから、ぜひ試してみてくださいね。
参考
おむつなし育児とは?おまるに乗せるの?方法や服装は? - こそだてハック
0才でおむつがはずれた!簡単なおむつなし育児の方法と体験談|ごきげんベビーの秘密
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